【2026年最新】通信制高校の学費はいくら?公立と私立の3年間総額と無償化制度を徹底解説

公開日: 2026年6月5日 更新日: 2026年6月5日

 

「通信制高校の学費って、結局いくらかかるの?」子どもの進路として通信制高校を検討し始めたとき、真っ先にぶつかるのが学費の疑問です。公立なら年間1万円〜5万円、私立なら年間25万円〜65万円が目安ですが、コースやサポート校の併用によって金額は大きく変わるのが特徴。本記事では、通信制高校の学費を公立と私立別に3年間の総額で比較し、就学支援金を差し引いた世帯年収帯別の実質負担額まで具体的な数字を解説します。

 

通信制高校の学費はいくら?公立と私立の相場を比較

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通信制高校の学費は、公立か私立かで異なります。まずは、それぞれの相場と費用の内訳を確認しておきましょう。

 

公立通信制高校の学費|年間1万円〜5万円が目安

 

公立の通信制高校は、都道府県が設置と運営をしているため学費が安く設定されています(※)。

 

– 入学金:500円前後(東京都の場合500円)

– 授業料:1単位あたり300円〜500円程度(年間25単位履修で7,500円〜12,500円)

– 教科書代、教材費:年間5,000円〜10,000円程度

– その他諸経費(PTA会費や生徒会費など):年間数千円

 

これらを合計すると、年間の学費はおおむね1万円〜5万円の範囲に収まります。

 

ただし、公立は各都道府県に1校〜2校しかない場合が多く、スクーリング(登校日)の交通費が別途かかる点には注意しましょう。

 

※”文部科学省 公式HP“参照

 

私立通信制高校の学費|年間25万円〜65万円が目安

 

私立の通信制高校は、学校やコースによって費用に大きな幅があります。主な費用項目と相場は以下のとおりです。

 

– 入学金:1万円〜5万円

– 授業料:1単位あたり7,000円〜12,000円程度(年間25単位履修で17万5,000円〜30万円)

– 施設設備費:年間2万円〜5万円

– 教育充実費・システム利用料:年間1万円〜3万円

– 教科書代/教材費:年間1万円〜2万円

– スクーリング費(合宿型の場合は宿泊費含む):年間1万円〜5万円

学費に差が出る理由|コース/スクーリング回数やサポート体制

 

同じ私立でも、コースの選び方によって学費は大きく変わります。費用に影響する主な要素は、通学頻度、スクーリングの形態(合宿型や日帰りなど)、そしてサポート体制の充実度の3つです。

 

ネットコースと週5日通学コースでは年間20万円〜50万円の差が出ることもあります。「学費が高い=悪い学校」ではなく、サービスの内容が異なると考えて、自分に必要なサポートを見極めたうえで比較することが大切です。

 

通信制高校の学費は3年間でいくらかかる?卒業までの総額シミュレーション

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年間の学費が分かっても、「結局3年間でいくらかかるのか」がイメージしにくい方も多いのではないでしょうか。ここでは卒業までの総額をパターン別にまとめます。

公立の3年間総額|約5万円〜約15万円

 

公立通信制高校の3年間総額はおおむね5万〜15万円程度です。2026年度からは就学支援金の所得制限が撤廃され、すべての世帯で授業料が実質無料になる見通しです(※)。実際の自己負担は教科書代と諸経費のみで済むケースがほとんどでしょう。

 

ただし、スクーリングの交通費は学費に含まれません。自宅から学校が遠い場合は、3年間で数万円の交通費が加わる可能性があります。

 

※”文部科学省 公式HP“参照

私立(通信コース)の3年間総額|約75万円〜約120万円

 

ネットコースを選んだ場合、3年間の総額はおおむね75万円〜120万円程度です。初年度は入学金が上乗せされるため30万〜45万円程度、2年目以降は25万円〜35万円程度に落ち着きます。

私立(通学コース/週3〜5日)の3年間総額|約150万円〜約300万円

 

3日〜5日登校する通学コースでは、3年間で150万円〜300万円程度になることがあります。週5日通学のコースでは年間50万円〜100万円かかるケースも珍しくなく、費用面でも全日制に近づくことは覚えておきましょう。

 

サポート校を併用した場合の3年間総額

 

サポート校の費用は通信制高校の学費とは別にかかり、年間40万円〜100万円程度です。合わせると3年間で200万円〜400万円以上になる場合もあります。

 

サポート校は文部科学省認可の「高等学校」ではないため、就学支援金の対象外です。費用は全額自己負担になります。サポート校を併用しなくても本校のサポートが充実している学校を選ぶのも1つの方法です。

 

通信制高校の学費無償化とは?就学支援金制度をわかりやすく解説

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「学費が無料になる」と聞いたことがある方も多いかもしれません。ここでは、通信制高校にも適用される「高等学校等就学支援金制度」について、2026年度の最新情報をもとに解説します。

 

高等学校等就学支援金とは?対象/支給額/申請方法

 

高等学校等就学支援金とは、高校の授業料の一部または全額を国が負担する返還不要の給付金です(※)。公立と私立を問わず、通信制高校も対象に含まれます。

 

支給は国から学校へ直接行われ、授業料と相殺。保護者の口座に振り込まれるわけではありません。申請は入学後に学校を通じて行い、自動支給ではないため手続きを忘れないよう注意しましょう。

 

※”文部科学省 公式HP“参照

 

2026年度の変更点と注意点

 

2026年度の主な変更点は2つあります。1つ目は所得制限の完全撤廃、2つ目は私立通信制高校への支給上限額の引き上げ(年額29万7,000円→33万7,200円)です。

 

注意点として、2026年度から国籍に関する新たな要件が加わっています。外国籍の方の一部は対象外となる場合があるため、該当する可能性がある方は事前に学校へ確認しておきましょう。

 

全日制高校+塾代と通信制高校|トータルコストを比較

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「通信制高校は安いと聞くけれど、全日制高校と比べて本当にお得なの?」という疑問を持つ保護者の方も多いでしょう。ここでは、全日制私立高校に通いながら学習塾に通った場合と、通信制私立高校にサポート校を併用した場合の3年間の総額を比較してみます。

 

どちらが「高い」?数字で見る結果

 

両者を比較すると、以下のようになります。

 

項目 全日制私立+学習塾 通信制私立+サポート校
3年間の総額(目安) 約300万〜400万円 約150万〜350万円
就学支援金適用後 約260万〜360万円 約150万〜300万円

 

通信制高校+サポート校の組み合わせは、全日制+塾と同程度か、むしろ安くなるケースもあります。とくにサポート校を併用しない場合は、3年間で100万円以上の差が出ることもあるでしょう。

 

「通信制は安いけどサポートが不安」という印象を持つ方もいるかもしれませんが、費用面だけを見れば、全日制+塾のトータルコストと大きく変わらないケースが多いことは知っておくよいです。

 

転入/編入で通信制高校に移る場合の学費と注意点

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通信制高校を検討している方の中には、現在別の高校に通っていて「今の学校が合わないから転校したい」というケースも少なくありません。ここでは、転入と編入ならではの費用面のポイントを解説します。

 

転入と編入の違い|費用への影響は?

 

転入は在籍したまま別の高校へ移ること、編入は退学後に改めて入学することです。転入のほうが就学支援金の引き継ぎがスムーズで、空白期間もありません。

 

就学支援金の支給期間は通信制で通算48か月が上限であり、以前の学校の在籍期間も含まれます(※)。転入、編入を検討する方は「残りの受給期間」を事前に確認しておきましょう。

 

※”文部科学省 公式HP“参照

前の学校の単位引き継ぎで授業料はいくら変わる?

 

通信制高校は単位制のため、前の学校で取得した単位を引き継げれば、その分の授業料が減ります。たとえば30単位を取得済みなら、残り44単位分の授業料で済みます。1単位10,000円の学校なら30万円分の差になります。

 

引き継ぎの可否は学校ごとに異なるため、成績証明書や単位取得証明書を持って入学前に相談しましょう。

 

入学金の二重負担を避ける方法

 

前の学校の入学金は原則返還されませんが、転入生を対象に入学金を減額、免除している通信制高校もあります。入学金以外の初期費用も含め、「転入にかかる総費用」を一括で確認しておくと安心です。

 

【FAQ】通信制高校の学費に関するよくある質問

 

Q1. 通信制高校の学費は全額自己負担?親が払えない場合はどうする?

就学支援金で授業料の一部または全額が支援されます。それでも厳しい場合は、奨学金、特待生制度、教育ローンの活用を検討しましょう。まずは学校の事務局や自治体の教育相談窓口に相談してみてください。

 

Q2. 通信制高校の学費は確定申告で控除できる?

一般的な所得控除の対象にはなりません。ただし、本人が働きながら通学している場合は「勤労学生控除」が適用される可能性があります。該当しそうな場合は、税務署に確認しましょう。

Q3. 入学後に学費が払えなくなったらどうなる?

未納が続くと除籍の可能性がありますが、多くの学校ではまず相談を受け付けています。放置せず早めに学校に相談しましょう。分割払いへの切り替えや、家計急変時に利用できる支援制度もあります。

Q4. 通信制高校の学費は分割払いできる?

分割払いに対応している学校は増えています。利子や手数料の有無は学校ごとに異なるため、国の教育ローンとあわせて入学前に比較しておくとよいでしょう。

 

通信制高校は学費だけで選ばない!「卒業できる学校」を見つけよう

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公立通信制高校は3年間で5万円〜15万円、私立通信制高校は通信コースで75万〜120万円が目安です。2026年度からは就学支援金の所得制限が撤廃され、多くの学校で授業料が実質無料になります。ただし、授業料以外の費用は自己負担になるため、「無償化=学費ゼロ」ではない点には注意しましょう。

 

学校選びで大切なのは、学費の安さだけで判断しないことです。サポート体制や卒業率、通いやすさも含めて「卒業できる環境かどうか」を見極めましょう。