近年、全世界的に盛り上がりを見せているeスポーツ。大会での賞金やスポンサーを付けることができれば、プロゲーマーとして職業にすることもできるようになり、さらに注目を集めています。eスポーツを部活に取り入れている学校もありますが、通信制高校の中には、eスポーツに本格的に打ち込むための環境を整えた専門コースを設けている学校があります。
この記事では、eスポーツを学ぶ場合、どのようなことを学べるのでしょうか。
eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略で対戦型のビデオゲームのことを指します。ビデオゲームは遊びというイメージが強かったのですが、最近では全世界規模の大会が開催されるようになり、大会の賞金で生活するプロ選手も存在します。トッププレーヤーになると、企業がスポンサードして安定した収入を得ることも可能です。自身がプレーするゲームの動画配信で収入を得ている人もいて、eスポーツは様々な収入形態があります。
どのようなことを学ぶのか、eスポーツコースの学習内容を見てみましょう。
プロゲーマーの講師から、個人戦・団体戦それぞれの戦略・戦術・テクニックを学ぶことができます。
プレーヤーではなく、クリエイターとしてeスポーツに携わるためのプログラミングスキルを学びます。
様々な媒体に自ら発信できるよう動画編集技術や収益化するためのコンテンツの作り方などを学びます。
eスポーツは長時間プレーすることがあるため、体調管理方法についても専門的な知識を学びます。
熱中するあまりゲーム依存にならないようバランス感覚を養うためのメンタルケアに関する知識も学ぶことができます。
eスポーツは全世界が活躍の場です。語学力が原因で活躍するチャンスを失わないよう英語についても学びます。
プロゲーマーから学んだ知識やテクニックを実践するため、eスポーツ選手権、全国高校eスポーツ選手権、全国高校eサッカー選手権など数多くの大会が開催されており、数百の高校チームがこれらの大会に参加しています。学んだ成果の発表の場としても、プロゲーマーへの第一歩としても、eスポーツコースの学費”
eスポーツコースの学費は私立の全日制高校と同じかそれ以上の費用が必要になります。
eスポーツコースの特化した知識・技術を学ぶこともできます。全日制高校と同じように3年間で高校卒業資格とeスポーツに関する様々な知識を学ぶ学校もあれば、4年間で卒業を目指す学校もあります。
中にはeスポーツコースは1年間で集中して学び、2年目以降は高校卒業に必要な学習をし、3年で卒業を目指すなど学校ごとに異なるため、事前に確認を行った上で学校選びをしましょう。
ゲームと学業は相反するものと思われがちですが、教育現場にeスポーツが注目されています。
アメリカではeスポーツを教育に取り組む動きがあり、NPO団体と国務省が連携したイベントでは、コミュニケーションスキルが向上したという効果が報告されています。
日本でeスポーツを部活動に取り入れた高校では、コンピューター部にはなかった競技性があることで、生徒がそれぞれ1人で活動するのではなく、リーダーシップや他のメンバーへのサポートをする能力や意識、対戦する相手への配慮も身に付けることで、目標ややりたいことが見つからず、自分をうまく表現できなかった生徒が自分らしい居場所を作る・または見つけることができる能力が備わったのではないかと考えられています。
リーダーシップ・コミュニケーションスキル・思考能力を伸ばすことで生徒が自発的に学び・考える力を育てることで、様々なアイディアを生み出す力を養い、企画・運営・配信まで全て生徒だけで行うイベントを学校外で開催し、卒業後に活かせる経験と知識を得るなど、誰かに言われるのではなく何事にも主体的に取り組めるよう新たなキャリア教育にも注力しています。
eスポーツコースを卒業後の就く仕事には、どのようなものがあるでしょうか。
eスポーツコースで学んだ生徒からプロゲーマーになれた人もいますが一握りの人しかいないのがいないため、ゲームスキル以外にeスポーツに携わる様々な知識や技術も卒業までに習得しておくといいでしょう。
eスポーツの大会の解説や自らがプレーするゲーム実況を行う配信者も卒業後の仕事の1つです。プロゲーマーのプレーを観客や視聴者に分かりやすく伝えるには一定レベルのゲームスキルと知識、トークスキルが必要になるため、eスポーツコースで学んだ知識を活かすことができます。
ゲーム実況でも、同様のスキルが必要になるため、ゲームの実力よりもトークスキルの方が重視され、プロゲーマーとは別の難しさがあります。
eスポーツコース卒業者が就く仕事の1つです。ライター・編集者は文章作成能力や論理的思考が重要になりますが、eスポーツコースで学んだ専門知識を活かせることができます。
eスポーツ自体を作る製作側の仕事にも就けるよう実技以外に動画編集に関する知識も学ぶことができます。映像クリエイターは、ゲームの臨場感や没入感を高め、ゲーム自体のクオリティを上げる重要な仕事です。映像クリエイターの仕事はゲームに限らず、テレビや映画、動画配信サイトも活躍の場にできるため、将来性が見込める仕事でもあります。
eスポーツコースをご紹介いたします。
ヒューマンキャンパス高等学校では、国内リーグで活躍している「Crest Gaming」の運営に参入し、プロゲーマーに求められるメンタル・フィジカル・マナーなどのスキルをプロから直接指導を受けることができる体制が築かれています。関連イベントを定期的に開催し、ゲーム関連企業による特別セミナーを受講できるほか、プロゲーマーになるために必要なテクニックや戦略指導、チーム戦で必要なコミュニケーションスキルも磨きます。
プレーヤーとしてだけでなく、eスポーツを運営する側の視点に立って、情報の告知・拡散方法、集客方法などを学び、プログラミングなどゲームを製作するスキルも習得することができます。
https://www.hchs.ed.jp/course/esports/
第一学院高等学校のeスポーツに関する様々な知識の他に、人間力・自己表現力を中心にファンやスポンサーに選ばれるために自分というブランドを確立する重要性なども学びます。銀座にあるスクールに毎日通学をして、これらのことについて学んでいきます。
eスポーツコースは1年間で、2年目以降は生徒それぞれの目標に合わせたコースを選択して学習を行います。クリエイターとしての知識・技術の習得ができるコースや大学進学のための学習も可能で、幅広い選択肢が用意されています。
https://www.daiichigakuin.ed.jp/course/esports/
eスポーツは今後も成長が期待される分野で、ゲームをプレーすることで収入が得られるプロゲーマーという職業も成立しています。しかし、ゲームは遊びと「学ぶ」という考えに否定的な考えを持つ人も少なくありません。eスポーツコースではゲームスキルだけでなく、プログラミングや映像制作、イベントの企画・運営能力など様々な能力を身に付けて、卒業後の進路の選択肢を持てるよう様々なカリキュラムが用意されています。資料を確認しても分からないことがあれば学校に直接、聞いてみましょう。
通信制高校へ行こうでは定期的に合同個別相談会を開催しています。
疑問点の解消や学校選びの場の情報収集を行うためにも合同個別相談会にぜひ、ご参加ください。